CentOS 6にMackerelエージェントを入れてみた

CentOS 6にMackerelエージェントを入れてみた

今回は表題の通り、(かなり前にサポートが終了していますが)CentOS6にMackerelのエージェントをインストールしてみました。
※ 本記事の内容は実験的にやってみただけであり、サポートが終了しているOSの使用を推奨するものではありません。

前提

  • MackerelのSignUpが完了している前提で進みます。
  • 今回の環境は厳密にはCentOS6.9となっております。

手順

基本的にはMackerelの管理ページにて、「新規ホストの登録」のページに表示される「その他Linux」の欄の手順におおよそ従います。
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作業ディレクトリはどこでもokですが、私は今回はてきとうにmackerelディレクトリを作って作業しました。

まずエージェントをダウンロード。

curl -O https://mackerel.io/file/agent/tgz/mackerel-agent-latest.tar.gz

解凍して移動。

tar -xzvf ./mackerel-agent-latest.tar.gz
cd mackerel-agent

このあと公式の手順ではsudo mackerel-agent init -apikey="xxxxx"というコマンドを実行して設定ファイルに設定を記述するのですが、うまくいかなかったので自分でやります。

vim ./mackerel-agent.conf

4行目あたりにapikey = ""といったコメントがあるので、「#」を消してコメントを解除して

apikey = "自分のapikey"

のようにします。
apikeyは公式の手順書のsudo mackerel-agent init...に表示されているapikeyが自身のapikeyなのでそれを入力すればokです。

記入したら保存します。

ここまでできたらエージェントを起動してみます。

sudo ./mackerel-agent --conf=./mackerel-agent.conf

特にエラー等の出力が出ないことが確認できたら一度終了して、nohupを使ってバックグラウンドで起動し続けてもらうように起動します。

sudo nohup ./mackerel-agent --conf=./mackerel-agent.conf > /dev/null 2>&1 &

/dev/nullはログ出力がファイルに出力されて保存されないようにするための記述です。こうすることでログファイルが作られて永遠に肥大化してしまうといった事態を避けます。

起動しているかプロセスを確認するには以下を実行します。

ps aux | grep mackerel

終了したいときは一番親の「sudo nohup」から始まっているプロセスのIDをkillすればokです。
例えば

root     12345  (略) sudo nohup ./mackerel-agent --conf=./mackerel-agent.conf

なら

sudo kill 12345 

でokです。

あとはサーバー起動時に自動で立ち上げるようにしておくべきですがここでは割愛します。

少し話がそれましたが、起動できたらMackerelの管理画面で確認してみます。
左ペインで「ホスト」を選択してみます。
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ちゃんと表示が増えているので問題なさそうです。

ホストをクリックするとサーバーの情報や取得できているメトリクスの値が表示されます。
2024-09-23_4.webp

「システムメトリック」という欄にて以下のデータが取得できていました。
※ 各メトリックの説明は公式Docの「メトリック仕様」を参照してください。

  1. loadavg
  2. cpu
  3. memory
  4. disk
  5. interface
  6. filesystem

以上です。

古いOSでも意外とサクッとメトリクスが取れることが確認できて満足でした~

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